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書籍化できる

紙でしか読めない本も手軽に電子化

近年、いわゆる電子書籍の普及に伴って新しいサービスが登場してきました。それが自炊代行です。 自炊とは、自分が所有している紙の書籍を電子書籍化するという意味の、愛好者間で使われている一種のスラングです。本をばらして1ページずつスキャナーでパソコンに取り込み、デジタルデータ化するのが自炊行為です。そしてこれを事業化したのが自炊代行サービスです。 自炊代行サービスを利用することで、ユーザーは自分の蔵書を手軽に電子書籍化することができます。現在、電子書籍はまだ普及の途上にあり、紙の書籍では発売済だが電子書籍にはなっていないというタイトルも少なくありません。自炊代行によって電子書籍化することで、一般には販売されていないものでもスマートフォンやタブレットPCなどでいつでもどこでも読めるようになります。

サービスはネット経由が主流

現在、自炊代行業者はそのほとんどがインターネットを経由して利用できるようになっています。ホームページ上で利用申し込みを行い、紙の書籍を宅配便で送付すると電子化されたデータが返送されてくるというのが一般的な利用の流れです。データはUSBメモリやCD−ROMなどの記録メディアで納品されることもあれば、ウェブ経由でデータをダウンロードできる場合もあります。料金は文庫本やコミック1冊につき100円前後というのが平均的な相場で、ページ数によって異なるケースもあります。 なお、利用にあたっては注意する点が1つあります。それは、著作権者が許諾していない刊行物は自炊代行によって電子書籍化することができないということです。許諾の有無については通常は奥付部分に記載されているので、非許諾書籍については自ら電子化し、自ら楽しむだけにとどめる必要があります。